2017 / 06
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まずは今の病院の腫瘍内科の先生に説明を受けました。
先生は「初めにホルモン療法をしてみましょう。朝昼晩と3回、ホルモン剤を飲んでいただきます。」
その後、ホルモン療法の副作用について説明があり、
「それでもダメだったら、前回とは違う薬剤で抗がん剤治療をしてみましょう。」

そして提示されたのが、タキソールとシスプラチンを併用するTC療法でした。
「これだと副作用で吐き気が出ることはまずありませんよ。」
「それと前回は入院して治療をしましたが、TC療法は外来で出来ますよ。」

恐る恐る先生に「副作用の少ない抗がん剤治療」に興味があることを伝えると、
「セカンドオピニオンを受けてもいいですよ。ただ、評価は低いですが…。」
「もし、それをするぐらいならね。私は無治療の方がいいと思いますよ。」
ある程度想像していたとは言え、反応はイマイチでした。

そして最終的に3つの病院に絞り、W先生に紹介状を書いていただきました。

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抗がん剤治療をもう一度検討してみようと思った時、一番に浮かんだのが以前、放射線治療の時にセカンドオピニオンで訪れた先生のことでした。
抗がん剤の量を通常よりも少なくして、副作用で体に負担がかからない治療をしてくださる先生です。

年明け、W先生に抗がん剤治療について悩んでいるとお話したら、「とりあえず腫瘍内科の先生にもう一度説明を受けてみてはいかがですか?」と言われました。
そしてその間にネット等で、他にも同じような抗がん剤治療を行っている先生方がいらっしゃることを知り、セカンドオピニオンを受けたいとW先生に申し出ました。

W先生は前回の時と比べ、あまりいい顔はしませんでした。
「それはエビデンス(科学的根拠)のない治療だからねぇ・・・。」

でも、やはり私は吐き気におびえてまで、苦しみながら抗がん剤治療を受ける気になれませんでした。
副作用が比較的軽くて、癌がこれ以上私の体に悪さをしないのであれば、その治療を受けてみたいと思ったのです。

病院を移るかもしれない…これは私にとって大きな決断でした。
夫を初め、家族は大反対でした。
今かかっている病院は、日本でがん医療の中枢を担っている病院の一つだからです。

でも治療を受けるのは私なんだから、どの治療にするのか決めるのも私。
そしてその選択に当然、自己責任が生じるのも承知している。
だから私に決めさせて。
と思いながらも、「本当にこの決断でいいの?」と、あまりの選択の重さに泣いたこともあります。

今まで私は優柔不断で、いろんな人に相談しては皆の言うことを聞いて、多数決の意見を選んでいたところがありました。
それが一番気が楽だったから。
うつで仕事を辞めるかどうかの決断もかなり辛いものがありましたが、今回はその比ではありません。

だって、自分の命がかかっているのだから。
だから尚更、自分が納得をした上で、今後の治療を選んで決めたかったのです。

無治療を選択したとは言え、心の中ではずっと葛藤が続いていました。
夫の言葉の端々から、このままでいいの?という思いが伝わってきます。

でも、私はずっと抵抗していました。
抗がん剤治療を受けて、誰が苦しむの?
あの吐き気の苦しみををまた私に経験しろと言うわけ?

そんな時、後輩のコウちゃんと電話で話す機会がありました。
コウちゃんは医療関係者で、夫と同じ超プラス思考の女性です。
彼女は普段からハッキリ自分の考えを発言するタイプですが、その時誰もが言いたくて、でもあえて言わなかったことを私に告げました。

「私はゆみぃ先輩にいなくなってほしくないから…今の医療で抗がん剤治療しか治す方法がないのであれば、私は先輩にそれにチャレンジしてほしい。」
彼女の真剣な思いが伝わってきました。

この時にふともう一度、抗がん剤治療について、考え直してみようと心が傾き始めました。

何度か書いているが、今私は躁転中です。
普段やる気のない家事をするのも楽しいし、ブログの更新や掲示板へのカキコも楽しい。
こんなに幸せでいいのかと思うほど、毎日が充実して楽しい。

その一転、何か気に入らないことがあると、途端に攻撃的になる。
先日母とぶつかったのも、一因はこの躁転にあると思う。
(あれから母とは仲直りしました)

元気になったので、メールをしたら何人かから、「会おうよ~。」とのお誘いが。
なのに、精神科の先生に外出してもいいかと聞いたら、
「外的刺激はよくないので、止めた方がいいですね。」と全部駄目だしされた。
それって私に一歩も外に出るなってこと?

もう一回先生に電話した。

「さっきはなるべく避けたほうがいいと説明したんですよ。」
→うそつけ、さっき全部止めろって言ったじゃん。

「ご主人との温泉旅行があるからいいじゃないですか。」
→旅行は一泊二日だけ、残りの日は通院以外、どこにも出かけず家にいろと?

「何故ストレスが溜まる、夫の実家への帰省は勧めるのに、会いたい人には会っちゃいけないんですか?」
→とネチネチ言い続けたら、「月1~2回程度なら…」になりました。

外出がダメなら、何故薬を増やしたのか聞くと、「躁転による波を抑えるため」で、それには薬を飲むだけではなく、自分でも行動のコントロールをしなくてはいけないんですよ、と言われました。
それはよくわかるんだけどさ…。

怒りと悲しみが込み上げてきて、夫に電話してしまいました。
「帰省はいいけど、他人に会うのはダメなんだと。納得いかない。」

夫の両親はとってもいい人達なんだけど、ゆみぃは今沸点が低いから、ちょっとしたことでもすぐ苛立ちを感じてしまうんです。
例えそれが二人に悪気がなかったことだとしても。

夫は辛抱強く私の話を聞いた後、「今入ってる予定だけにして、もうこれ以上増やさなければいいんじゃないの?」と言いました。

精神科の先生より、夫の方が私の主治医みたい。
ちょっと気分がすっきりしました。

前述の通り、放射線治療が終わってからの私はとにかく寝てばかりいました。
もともと夜型の生活が、完全に昼夜逆転してしまいました。
仕事はしていないので、通院以外不便はなかったのですが、何もする気になれず、布団の中で悶々としているのは、かなり辛いことでした。

「こんな自堕落な生活が続くなら、いっそ死んでしまいたい」と何度も思いました。
前のうつの時は希死念慮が全くなかったのに(逆に死ぬのが怖かった)、そして本音では死にたくないのに自分の嫌な面から目をそらすために、そんな風に思ってしまったようです。

テレビを見る気も、家事をする気も、買い物や外出する気もまったく起きませんでした。
ブログの原稿や更新も満足にできません。

そんな中、10月に行われた腫瘍マーカーとCT検査の結果で怪しいところがあるとW先生に言われました。

「PET検査をしてみましょう」
W先生は予約の手続きをしました。

「放射線治療でがんが小さくなったと言われたのに、まさか…また再々発?」
布団に逃げる日々が続きます。

そして年末、「前回再発した場所と同じところに再々発の可能性があります」との宣告を受けました。
「ああ、やっぱり・・・。」
10月から12月までは、本当に地獄の日々でした。

「放射線はもう1回やっているので、ゆみぃさんがこれから受けるとしたら、抗がん剤治療になります。」
抗がん剤か…この精神状態で吐き気に立ち向かえるのか!?
「もし、ゆみぃさんが何もして欲しくないと言うのであれば、それはそれで構いません。治療をしないからもうゆみぃさんの診察はしませんよ、と私は言わないですよ。」
W先生なりの優しさでした。

私なりに考え、家族とも相談した結果、とりあえず「無治療」を選択しました。
抗がん剤の「吐き気」という副作用の恐怖が、私からまだ消えてはいなかったのです。

普段お盆は夫の実家に帰るのですが、体調の関係で、夫の両親、義妹一家が上京した時がありました。
宿泊先の候補をいくつか上げたところ、東京プリンスパークタワー(現・ザ・プリンス パークタワー東京)がいいとのことで、東京タワーが見えるお部屋を何とか3家族分、2泊3日を確保しました。

ところが当日、そのお部屋を3つ用意するのにホテル側がかなり手間取り、
「大変お待たせして申し訳ございません」と、
ラウンジで飲み物無料→スイートルームで待機→フルーツサービス→ホテルのクッキー詰め合わせ(缶入り)とものすごいサービスを受けてしまいました。
あぁ、ビックリした。

翌日は皆と一緒に歩いて、普段より動いたせいか、いつもより食欲もあり、おいしく食事がいただけました。
ただ、朝食のバイキングが美味しくてつい食べ過ぎてしまい、その日のお昼ご飯が入らなかった…。

とても楽しい3日間でしたが、普段寝ている時間に起きた上にかなり動き歩いたので、その疲れで翌日からまた眠り姫に戻ってしまいました。

そこで早起きしよう!と生活を変える努力をすればいいのに、私の場合「眠い」ことがつい優先してしまうんですよね。
前にかかっていたBクリニックの先生に「朝起きられない人はうつが治りづらいんですよ。」と言われたのを思い出しました。

ゆみぃ

Author:ゆみぃ
40代の女性、夫と二人暮らし。
子宮体癌、うつ病、嘔吐恐怖症の病気に加え、平成21年1月肺血栓塞栓症で入院、タコつぼ型心筋症を発症。腰椎圧迫骨折も判明。現在自宅療養中。
好きなもの…お泊まり、スイーツ
苦手なもの…スポーツ、家事

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